先生…ごめん、愛してる。【完】
「香取先生。また、明日。」
「あぁ、葉守見また明日な。」
城は、担任するクラスの少年・葉守見(はすみ なつめ)棗を見送った。
「香取先生、もうすぐ会議ですよ。」
「あぁ、解った。」
「頼みますよ、生徒会顧問なんですから。」
言って担任するクラスの生徒で生徒会長・日下部(くさかべ ひじり)聖は、去って行った。
「困ったヤツだな。」
城は、ため息をついて会議資料を取りに職員室に向かう。
「楽しいことないかなぁ。」
聖は、言って生徒会室に入る。