先生…ごめん、愛してる。【完】
‡第5羽‡ 思わぬ出逢い
運命の出逢いってアノ事を言うのかな…?
かけがえのない……
出逢いになるなんて…
「新入生、自分の教室に入りなさい。」
言われて新入生は、教室に入る。羚音も自分のクラスに急ぐ。
ドンッ!!
「ごめんなさい!」
「…大丈夫?」
スーツ姿のたぶん教師に声をかけられて羚音は、顔を上げる。
「大丈夫です。すみません。」
「大丈夫なら…いいんだ。教室に入りなさい。」
二人の顔があった。
「「Σっあっ!!」」
二人は、指を差し合った。
「…君……」
「あなた……」
二人は、黙る。
「香取先生、どうしました?」