先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 羚音は、教室の外で心の中で呟いた。



 城は、毎日のようにからかってくる羚音。 あの日以来まともに話しもしていなかった。

 羚音は、話しをしてくれない城に不満を感じていた。


 ♪♪~♪♪~~♪~


「ん?」


 ―先生へ

  最近話しもしてくれま
 せんね。
  寂しい。

  先生…私今からアレや
 るよ。 今…駅前誰が引っ
 掛かるかな?

          羚音―


 新着メールには、羚音の名前とアレ…つまり“援助交際”をしに行くとの宣戦布告が記されていた。


  
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