先生…ごめん、愛してる。【完】
「…っ!!」
城は、スーツの上着を持って学校を車で出て行った。
「城先生は、何処に?」
「さぁ、出かけて行ったようですが……」
「戻って来たら私の部屋に呼んでください。」
「解りました。副理事長。」
職員室の男性教師は、言って席に着いた。
「先生…来てね。来てくれたら…告白したい。」
羚音は、願いを込めたメールを送った。 解って欲しかった。
「全く…困った娘だ。」
城は、言いながらも微笑んで駅に車を走らせる。
「先生……」