先生…ごめん、愛してる。【完】
「それも愚問。解って…先生に恋してるの…私。」
羚音は、直球勝負に打って出た。
「…本当に?」
城は、羚音を見つめて聞いた。
「…自分でもよく解らない。
“愛し方”…知らないから。
だけど…今のこの気持ちは、本物。恋よ。」
「本気なら…いい。」
城は、羚音を抱きしめた。
「でも、覚悟してくれ…。俺は、教師だ。羚音は、生徒……解るか?」
羚音は、抱きしめられながら頷いた。
「大丈夫かい?」
「生徒…(ごめん、愛してる。)」
羚音は、言ってキスをした。