先生…ごめん、愛してる。【完】
いつも城と登下校する女。うかうかは、してられない日本の法律上イトコの結婚は、許されているのだから……。
「葉守見さん…ちょっと、いい?」
まいは、羚音を連れてトイレに入る。
「定番…やるって言うの?」
羚音は、何となくされることを察した。
「…解ってるんだ。」
「嫌がらせには、慣れてる。だって完璧なプロポーションだもん。」
羚音は、あえてまいを煽ってやった。
「捕まえて!」
取り巻きが言われて羚音を押さえ付ける。
「そんな口…叩けないようにしてあげる。」