先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 まいは、言って羚音の口にガムテープを貼ってロープで手首を後ろ手に縛って個室に閉じ込める。


「んー!」


「さぁ、行くわよ!」


 まいは、取り巻きに合図して自分もバケツを持つ。


「「せーのっ!!」」


 ザッパーン!!


「っ……」


「葉守見、夕飯になったら迎えに来てあげる。」


 まいは、言って出て行った。


「(…むかつく……どうしよう。寒いし。)」


 まだ、春。かなり寒い。
 ましてや水をかけられているからなおさら。


「(…先生……助けて。)」


  
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