先生…ごめん、愛してる。【完】
「まい…どうしよう。」
取り巻きは、小心者だった。
「大丈夫よ。葉守見だって馬鹿じゃないんだから言わないわよ。」
まいは、とくに気にしていなかった。
「でも…まい。」
「もし言ったら…絶対許さない。でも…言ったりしたら……」
まいは、ニッタリ笑った。
取り巻きは、まいの笑みが怖かった。
「みんな、おはよう。こんな事聞きたくないんだが仲間が一人傷ついた。情報提供して欲しい。」
担任の言葉にクラス中がザワつく。
「葉守見とお前たち居なかったか?」