先生…ごめん、愛してる。【完】
「失礼します。」
城は、緊張していた。父・圭は、怒りを抑えているのが…見るからに解った。
「今、ゴシップ大好きな新聞記者から電話があった。
お前が女生徒と付き合ってる…と言うタレコミがあったから本当かどうか……とな。」
圭は、息子を睨む。
「事実かっ!!」
「そんな…。ありえません!」
城は、真剣に父に言った。
「解ってる。お前が女遊びしない事は…。しかし…火のない所に煙りは、立たない。
いいだろう、信じよう。」
圭は、言ってため息をついた。