未知―僕達の進むべき道―
すると、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
お昼休みになり、私は雛と一緒に屋上に来ていた。
立ち入り禁止なんだけど、雛が鍵を持っていたから
すんなり入れた。
どうやら、瞬先輩がこの鍵を作ったらしくって、
雛と瞬先輩はなんか深い関係らしく・・・
「あ、瞬!」
瞬先輩は朝の3人で居た。
「望ー!」
横に居た凌先輩が飛びついてきた。
光輝君はそれを笑顔で見ている。
「凌先輩離れてくださいー・・・」
私チビだから凄い苦しいよ?
息できないよ?w
どうやら、瞬先輩と雛は付き合ってるみたい。
うん。深い関係だ。
「そういえば、雛」
おもいっきり凌先輩を退かして、雛に話しかける。
ん?と言いながら、瞬先輩と話すのを止め振り向いた。
「絢ちゃんって・・・何時も1人なの?」
その質問に雛はあぁ・・・って顔で、光輝君は苦笑いだった。
「んー・・・私はたまに一緒に居るけど、あんまり皆と関わってないかな…」
皆と関わっていない・・・
それに理由はあるのかな・・・
「多分深く考えない方がいいよ。」