未知―僕達の進むべき道―
「何を抱えてるんですか??」
私の言葉に屋上が静まり返った。
まずい事じゃないよね・・・?
本音を言ったんだもん。
「望・・・」
やっと真っ直ぐに瞳を見てくれた。
「どうしたんですか?」
凌先輩の悩みを開放してほしい。
全部受け止めるのに・・・
私じゃ器は小さいから、話したくないかもしれない。
凌先輩は私の事信用してないかもしれない。
でも、例え信用してくれてなくても、
私は信用してる。裏切らない。
こんなにもいい人を・・・裏切るなんて出来ない。
「ねぇ凌先輩・・・」
私の腕をつかんで屋上から出ようとしてぃた