未知―僕達の進むべき道―
スッキリした。と言い前を見そびえた凌先輩。
「本当にそれだけですか??」
以前よりは瞳に輝きが掛った。
でも、まだ何か抱えてる気もする。
私のお節介。
「うん、ありがとな。」
「先輩・・・」
私がずかずかと助言なんて出来ない。
迷惑極まりないと思う。
「私がこうしろ、ああしろ、なんて言えないですけど、
お父さんと・・・ほんの少しでも向き合った事って有りますか??」
もし、何もしないで先輩がグチグチ言ってたんじゃ、
先輩が怒る理由なんてサラサラない。