未知―僕達の進むべき道―
翌日、どうしても"傷"が痛むから3人には何も言わないで病院に行った。
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病院に着いた私は、高校生があまり行かないような棟に行った。
「今日はどうしたんだ?」
――形成外科
「なんか…急に腕が痛くなって…」
「じゃあ一回外そうか。」
カチャッと機械のはずれる音がして
私の"傷"は露わになった。
「あぁ…つなぎ目が錆びてるね。新しいのが今無いから、また明日来てくれるかな?」
「わかりました。」
失礼します、と言い診察室から出て半分以上が無い"傷"を見た。
もう見るのは慣れた。
指も肘もなく、肩の先からちょっとだけ伸びている腕。
事故じゃない。
生まれつき両手がない。