初恋の相手はキミでした。
第一章
キミの笑顔
あたしの名前は、
椎名絢華
地元の中学校に通ってる普通の二年生。
このクラスになってちょうど一週間。
少しずつクラスの雰囲気も良くなってきたみたい。
「おい、アホ」
ん?
「そこのアホっ」
バシっ!
「痛ーっ!」
「アホって言うたらお前しかおらんやろ。ちょ、俺の机にあるプリント取ってきて」
「はぁ?アホって言って頭しばいたくせに?」
「アホやししゃーない。頼むっ」
「優しい椎名さんが取ってきてあげるやん」
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