初恋の相手はキミでした。


え?…えっ


えぇ~~~!?



「ホンマに言ってる…?」



「罰ゲームやからってそんな拒絶されると凹むしっ」



いや、嫌とかじゃなくて…。



「いいよ、いじめすぎた。絢華ちゃんのその顔みてるだけで十分面白いしっ!」


それどういう意味やねんっ!


でも…



あたしの手は自然に先輩の手に触れた。


「え…」



先輩が驚いた顔であたしの顔を見る。



「無料せんでいいよ。ホンマ冗談やしっ!」



「…繋ぎだいって言ってもダメ?」



「えっ…ありがとう。俺めっちゃ嬉しいわ」



そして見せる笑顔。
その笑顔を見て喜ぶ自分がいる。

< 26 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop