初恋の相手はキミでした。
「あ、そうだ絢華っ」
「何?」
「悪いんだけどね、明日の朝の食パンがきれちゃって…コンビニで買ってきてくれない?」
「いいよっ」
「ごめんね~」
「うん。じゃあ行ってきま~す!!」
そう言ってあたしはコンビニに向かった。
家からコンビニは歩いて10分ぐらい。
コンビニに行く道には、
…神埼の家がある。
神埼とは、あの先輩と教室の前でキスをしてたときに目が合ったとき以来、ほとんど口を聞いていない。
あっちが変に気を使っているのか分からないけど、向こうも喋ってこないからあたしも喋りにくいし…。