初恋の相手はキミでした。
「…ありがと……ごめん…」
「それから。寂しくなったらいつでも俺の隣空いてるしなっ!これからもさ、仲良くしてぇや」
そう言い優しく笑う先輩は、
何倍も大人にみえた。
「あたし…先輩といた毎日、楽しかった。笑わせてくれて…いっぱい優しさもらって…先輩のこと一生忘れへん…。ありがとう」
「おう。ありがとうな」
そう言うと先輩は後ろを向いて、人ごみの中に消えていった。
先輩…ありがとう。
絶対先輩のこと忘れへん。
だから先輩も…