初恋の相手はキミでした。


「…ありがと……ごめん…」



「それから。寂しくなったらいつでも俺の隣空いてるしなっ!これからもさ、仲良くしてぇや」



そう言い優しく笑う先輩は、


何倍も大人にみえた。




「あたし…先輩といた毎日、楽しかった。笑わせてくれて…いっぱい優しさもらって…先輩のこと一生忘れへん…。ありがとう」



「おう。ありがとうな」



そう言うと先輩は後ろを向いて、人ごみの中に消えていった。


先輩…ありがとう。

絶対先輩のこと忘れへん。


だから先輩も…




< 64 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop