初恋の相手はキミでした。


しばらく待っていると、チャイムがなった。



ピンポーン♪



「はぁ~い」



そう言いながら部屋を出ると、


懐かしい先輩の姿があった。



「久しぶりっ…」



「おう。チャリやけど…後ろ乗る?」



付き合っていた頃何回も乗っていた先輩の後ろ。



「うん」



あたし達は、河原へ向かった。



あたし達が結ばれた、


あの河原へ。



< 71 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop