初恋の相手はキミでした。
「でもっ…先輩といた時間…幸せだったよ……。…ありがとう…」
「…おう。俺も幸せやった」
「…先輩……」
「もう泣き止めって。抱きしめたることできひんねんから…そんな抱きしめたくなるような顔すんなや…」
…先輩……。
「もー!俺は絢華に別れ話を詳しくしにたんちゃうねんからなっ!絢華のこと応援しに来てん」
「応援?」
「球技大会の日、何かあったんやろ?神崎が俺呼びに来るとか普通ありえへんやろ」
「……」