初恋の相手はキミでした。


胸が高鳴る。



心臓の鼓動が聞こえそうなぐらい、ドキドキしてるのが分かる。



自主練かな?

もうみんなとっくに帰ってるし。



どうやって声をかけよ…?




すると、



「…椎名……?」




神崎が後ろを振り返る。




「どうしたん?先生探してんの?」



「え…あ…ううん。…実は…神崎に話したいことあんねん」


「え…俺?」



「うん…」



「そっか。そんなとこおらんとこっち来いよ」



「え…うん」



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