初恋の相手はキミでした。
距離
あれから毎日太田先輩が来た。
けどごまかして断ってる。
そんなことをしてるうちに、
オリエンテーリングの日になった。
「絢華、どうしたん?元気ないやん」
「う~ん…」
「先輩のこと?」
「うん…」
「元気出しって。気にしんとき」
「気にしてないけど…。毎日来るから変な噂たってるねん。夏帆も知ってるやろ?」
「うん…。でもそんな気にすることないって」
「別に先輩と付き合ってるとかそんなん噂されてるんはどうでもいいけど!…神崎が、最近喋ってくれへん」