初恋の相手はキミでした。
でも、そうなったらファンも増えるんかな?
後輩から告白されたりとか…。
嫌や、そんなん…
寂しいやん。
ますます神崎が遠くなるやん。
「椎名、帰ろ」
「え、あっうん」
二人で体育館を出て、いつも通ってる道を歩く。
…他から見たらカップルに見えるかな?
なんて考えたり。
いつも歩く見慣れた街並みなのに、神崎と歩くと全部キラキラしてみえた。
大好きな人の隣を歩く幸せ。
この時間がずっと続けばいいのに…。