初恋の相手はキミでした。
「翔太ぁ~♪」
するといきなり神崎の名前を呼ぶ甘い声が聞こえた。
「あ、瑞希。おはよう」
相川 瑞希
神崎の彼女。
「もぉ~翔太のこと探してたのにぃ…」
「ごめんごめん!!ちょっとコイツと喋っててん」
「コイツ…?あ、椎名さん…」
ふっと目が合う。
何だか気まずくて目をそらしてしまう。
「か…神崎!ごめん、またね」
「お、おう」
そう言うとあたしは足早にその場から去った。