初恋の相手はキミでした。
相川さんは隣のクラスで美術部。
一言で言えばギャル…。
「椎名さん」
すると、後ろからあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。
「相川さん…」
何か嫌な予感がする。
この冷たい視線。
「椎名さんさ、昼休み屋上きてくんない?」
「え…」
「もちろん一人で。太田先輩とか連れてこないでよね。来なかったら意地でも連れて来るから」
「なんの用?」
「来たら分かるから。じゃ」
そう言い残し足早に去って行ってしまった。