オナジもの
出会い
私 姫川 沙羅は今日から高校生
新しい制服に身を包み
高校に向かっている


中学の時友達が数人しかいなかったから

ちゃんとできるか

不安だ


そんなことを考えていたら

「キャっ!」

オナジ制服の男の子に

ぶつかってしまった

一歩下がった
 
……その時……

「わっ!!」

私はバランスを崩し
前に
倒れてしまった

ーボスっ

……あれ? 痛くないぃ?

「大丈夫?」

声が降ってきた

私は男の子の上にいたのだ

「すいません 大丈夫ですか?」

顔が赤くなるのがわかる

わぁ~ん
恥ずかしいよ~

「俺は大丈夫 あなたは?」

「わ、私も大丈夫です」

「わぁ~きれい」

「えっ!?」
男の子はとても驚いている

「いや…あの…」

「なんですか?」

「その…とても整った顔立ちで…つい」

彼はいわゆる″イケメン″で
髪はブラウン
何もかも
完璧そうだ。

「あなたも可愛いですよ」

「はい!?」
今なんと…?

「ふわふわの栗色の髪。くりくりした目
とてもかわいいです。」

笑顔でいわないで

ドキドキしてる

心臓が破裂してしまう

「あの!俺!」

「な、何でしょう?」

声が最後裏返っちゃった

「俺と付き合ってくれませんか?」

「え?」

空耳?  

「あってすぐなのにすいません。でも俺は本気です」

えぇぇぇ~!?
どうしよう?

「いいですよ。つきあいましょ!」

もうこうなったら
やけくそだ!

「本当ですか?」

「はい」

はぁ~…はいって言っちゃった

「うれしいです
 俺は大竹 
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