ねぇ、笑って。
頑張る人

屋上で千鶴と会ってから、もう10日経った。



俺は、疲れている。




なぜって、それは簡単なこと。






「海ヶ崎君!今日は2時間目から、登校してくれたんですね!さぁ、次は数学です。」






千鶴だ。



あいつは宣言したように友達になろうとしてか、いつもでもどこでも話しかけてきた。




俺がサボろうとしているときも。


俺が寝ようとするときも。



ホントにすぐ傍にいる。

 



 



 


< 20 / 74 >

この作品をシェア

pagetop