ねぇ、笑って。

「わかりました。ここは海ヶ崎君の家だから今日は帰るけど、今度はお泊りに必要なもの持ってくるからね!」



「もうくんな」って言っても、きっとコイツは来るだろう。




それがわかっている俺は、何も言わなかった。







行動が読めるようになったなんて、こいつがどんだけ俺に付きまとっているかよくわかる。












それよりも、あいつは一体どうやってこの家に入ったんだろう?



永遠の謎になりそうだった。




 
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