ねぇ、笑って。
同じクラスだということが、とっても嬉しかったな。
なんか、ほんの少しでも海ヶ崎君とのつながりがあるようで。
入学式に見かけたときから、私の目は何でか海ヶ崎君のほうを向くようになっちゃて。
何でかな?なんて思ってたらあるとき、ふと気が付いたの。
私、海ヶ崎君のことが好きなんだなって。
だってそうでしょ?
その人のことを変に意識しちゃったり、目で追っちゃったりしてたんだから。
でも、話しかけることはできなかった。
海ヶ崎君はいつも、私とは全然違う人と一緒にいたし。
それに何となく、私と纏っている空気が違う気がして。
でも、海ヶ崎君が学校を休んでた日(もしかしてサボってた?)
私、なんか倒れちゃったんだ。