ねぇ、笑って。
そんなときだったの。
お父さんやお母さん、千佳お姉ちゃんが私の願いを叶えてくれるっていってくれたのは。
今しかないって思ったの。
それで心配してくれる皆の反対を、押し切って1ヶ月普通の生活をすることにしたの。
せめて、死ぬ前に1つでも夢を叶えたくて。
海ヶ崎君と話してみたかった。
それで、前々からやってみたいなって思ってた写真を使ったんだ。
なにかのお話みたいでしょ?
平凡で意気地なしの女の子が、不思議な男の子に恋した。
でも、女の子は気持ちを伝える前に病気になってしまった。
それでも男の子のことが忘れられなかった女の子は、死ぬ前の1ヶ月だけ男の子と友達になった。
自分の病気のことは隠したまま。
最後の日、思い切って男の子に告白した女の子。
男の子がその告白を受け入れると、女の子は病気が治り二人は幸せに暮らしました。