家に住みついた猫男
黒い猫男
◆飲み会
「飲み会だー!!」
「「いえーーいっ」」
ガヤガヤと私の周りで叫ぶ人々。
居酒屋についてからもう4時間が経とうとしている。
「ねぇ、菅さん。大丈夫?」
突然前から話しかけてきた新米君。
確か....加賀って言ったけ?
「だいじょうぶよぉ~ほれ、キミも飲めぇ~.....おげ...お....」
頭では冷静なのに、喋ると呂律が回らなくなる。
"あぁ、吐いたな~"なんて冷静に自分の行動を分析。
「す...菅さん!?」
「うん~だいじょうぶ~だいじょうぶよぉ~」
酔いやすい私。なんか喋った言葉がへんな歌になっている。
「...俺、送ります」
「はぇ?」
「菅さんが心配なんで。家、どこですか?」