家に住みついた猫男


「はいはいはーい」

加賀くんかなーと思い玄関の方へ。



「もしもし?」

そういうと猫男がついてきた。

『あ、菅さんですか?』


私の携帯にかけてきたくせに名前を確認する加賀くんはなんか可愛い。


『事故に遭ってしまった生徒のお見舞い一緒に行きませんか?』

猫男が私の前に立った。


″誰?″口でそう言っているのが分かる。


誰でもいいじゃない、そう思って猫男を無視。

そしてまた加賀くんに話かかける


「あ、本当?一緒に行ってもいい?
ついでに車も運転してくれると嬉しいんだけど」


『あ、はい!もちろんそのつもりです』
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