連鳳×海空龍
バスで家に帰った。
「ただいまー」
「おかえり」
返事を返してくれたのは、棗 真美。お母さん。
「ご飯出来てるわよ。」
「うん。ありがとう。」
リビングにいったら、お父さんの棗 慎吾と、弟の棗 将吾がご飯を食べていた。
「あ、明日香おかえりー。」
「ただいま」
☆☆☆
片付けは、全部わたしがやる。
赤の他人のわたしをおいてくれている、せめてものお礼だ。
そう、わたしは棗家の人とは一切血が繋がっていない、赤の他人だ。
このことは、誰も知らない。麗奈にさえいってない。