連鳳×海空龍


「この仕事は、・・・ヤクザは、命の危険と常に隣合わせだ。組長は、組員全員の命を背負わないといけねぇ。そして、信じ合わないねぇとバラバラの組になってしまう。その、組長の子供って言うだけで、普通の生活が送れなかったり、俺の知らねえとこでいっぱい苦労したと思う。それでも、お前らは、全員逃げねぇで、蓮鳳組の息子、娘として立派に育ってくれた。」

組長は、全員の顔をじっくりとみた。

「だけど、蓮鳳を継ぐのは、もっと大変で辛い。大切なものをなくすこともあるだろう。それでも、いいか?」


俺たちは、親父をじっと見て、

「「「ふっ。あたりめぇ(まえ)だろ。俺ら全員親父の背中見て育ったんだぞ。」」」


親父は泣きそうな顔で
「ありがとうな。」
と言った。


組員達は、それを目に涙をためて見ていた。


コホン
「17代目蓮鳳組組長は、・・・」
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