空の歌声

しばらくして

ガチャ…キィィ…



牢の扉が開いた




軽く眠っていた
あたしは目を覚ます





「仲間だよ」



先程の少年が
眠っている少女を
冷たい牢の床に寝かせた




「この子は……?」



あたしはすやすや
眠る少女を見つめる






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