空の歌声

ガキィーンッ


金属がぶつかり合う
どちらも引かない




「お前はなんで
ルーダ王国なんかに
使えてやがる」



ロードは交じり合う剣を
押しながら言う





「私には守らなくては
いけない人がいる
ただそれだけだ」




シンは剣を一度
離しもう一度踏み込んで
切りかかる





ガキィンッ





「っく……!!」



ロードはかろうじて
剣を受け止めた








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