本当に大好きだった
しばらく待っていると絵梨奈がきた。
「ごめんなさい。少し顧問の先生と話し込んでしまいましたわ」
「全然いいよ。で結局何部に入ったの?」
「弓道部ですわ。」
「えっ,運動部?」
「えぇ。昨日お父様に相談したら日本武道系だったらいいとおっしゃてくださいましたの」
「そっかぁ。良かったね♪」
「えぇ。そういえばさくらはどうでしたの?」
「えっとね,原野さんもいたよぉ」
「私は原野さん苦手ですわ」
「私も最初はそうだったけど話してみたら意外といい子だったよ」
「・・・(でもあの子最初に会ったとき私達のこと睨んでたわ)」
「えりな?」
「あぁごめんなさい。あっ車が来ましたわ」
「あっ,ホントだっ。」
「じゃあまた明日。」
「うんっ。バイバイ☆」
この時絵梨奈の異変に気づけてれば,私のせいで絵梨奈が傷つくこともなかったのに…