SEASONS
そんな、高一の夏休みももうすぐ終わりそうな時。

ロッカーでエプロンを外していたら福嶋さんが入って来た。


「あ、お疲れ様です」

「お疲れ。明日、休みだよね?」

「はい」


エプロンを仕舞ってロッカーの扉を閉めた。


「どっか遊びに行かない? 遊園地とかプールとか」

「……遊園地がいいです」


水着は……ちょっと恥ずかしい。


「絶叫マシン、得意なタイプ?」

「はい。大好きです。福嶋さんは?」

「オレも好き。じゃ、あそこ行こうか、絶叫系が多い所」

「はい」

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