SEASONS
「何やってんの?」

「ん? 色々整理しといた方がやりやすいと思って。大野くんは見回りの途中?」


「うん。……ところで成海、昼メシ食った?」


「……あ、そういえば……」


忙しくすることを考え過ぎて、お昼ご飯のことすら忘れていた。





「オレ、もうすぐ見回り終わるんだ。一緒に食わない?」

「え……」


「もう昼メシって時間でもないけど、オレも食ってないし。……な?」

「……うん」


「じゃ、オレ本部行ってすぐ戻ってくるから」
< 206 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop