SEASONS
大野くんと一緒にいると、気持ちが穏やかになる気がする。

柔らかい笑顔をするからそんな風に思うのかな。




タダ券と交換した焼きそばと飲み物を持って、近くのベンチに座った。


「いただきまーす」


お腹はすいてないと思ってたけど、焼けたソースの香りに食欲を刺激された。



「んー、意外とおいしいっ」

「意外とって……、そんなこと言ったら怒られんぞ」

「あはっ」
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