SEASONS

コーラとポテトで結構長く居座って、駅で別れた時には夕方になっていた。


「じゃあね」

「ばいばーい」


ホームに着くと、あたしの乗る電車が滑り込んで来たところだった。


電車に飛び乗り窓にもたれると、向かいのホームから優香子が手を振っているのが見えた。


小さく手を振り返すと、あたしを乗せた電車はゆっくりと走り出した。

< 23 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop