SEASONS
姿が見えるように奥から顔をのぞかせると、そこに立っていたのは予想外の人だった。



「……と……」



どうしてここにいるんだろう。



「何、して……」

「俺も一応係だし」


無表情でそう言うと、カウンター寄り掛かるように座った。


「さ、最近、ずっと……サボってばっかりだったくせに……」

「いて欲しくないかと思って」


「……」




なら……今日はどうして来たの?
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