SEASONS


あの日、あたしは具合が悪くて先に帰ると大野くんにメールした。


当然心配してくれて、嘘をついたことに心苦しさは感じたけど、あんな状態で会うなんて、あたしにはできなかった。





それから時間が流れ、彼氏と過ごす初めてのクリスマスが迫っていた。


今日は優香子と買い物に行く約束をしている。


お互い、彼氏へのクリスマスプレゼントを選びに行くためだ。



「なんとなくは決まってるの?」
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