SEASONS
「!?」
突然後ろからした声に驚いて振り返った。
「……泣いてるのか?」
「なっ……」
「涙の跡がある」
「!!」
あたしは慌てて顔を覆った。
「クリスマスなのに、大野とケンカでもした?」
「あっ……アンタがいけないんじゃないっ!」
突然大きな声を出したあたしに、アイツは驚いたように声を詰まらせた。
「アンタが……」
一度は止まった涙がまたあふれ出した。
──違う。
突然後ろからした声に驚いて振り返った。
「……泣いてるのか?」
「なっ……」
「涙の跡がある」
「!!」
あたしは慌てて顔を覆った。
「クリスマスなのに、大野とケンカでもした?」
「あっ……アンタがいけないんじゃないっ!」
突然大きな声を出したあたしに、アイツは驚いたように声を詰まらせた。
「アンタが……」
一度は止まった涙がまたあふれ出した。
──違う。