SEASONS


引っ越しの準備は着々と進んでいる。


そんな中、学年末テストが近づいていた。


部活動休止期間になっても当番は回って来る。


あたしは誰も来ない静かな図書室でテスト勉強をしていた。




大野くんとの距離は、あたしがあの話をした時から、ちょっとだけつき合ってた頃に戻ったような気がする。

だから優香子も仲直りしたんだと思ってるみたい。




……アイツに話すつもりはない。


話したってどうにかなる問題じゃないし。




ガラッ
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