SEASONS
「何?」

「……あ、何でもない……」



「で? 返事は?」

「ちょ、ちょっと待ってよ……。そんないきなり……」



「俺は遠距離だっていいよ」

「ちょっと待ってってば! わかるように最初からちゃんと説明して! 大野くんから何て聞いたの?」




すべてが突然で、話が全然繋がらなくて、だけど何となくの予想は出来てて。

あたしの頭の中はごちゃごちゃだ。


そんなあたしを見て、アイツは大きく息を吐き出してから話し始めた。
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