SEASONS
何だかそれが、ひどく気持ちいいと思った。


薄暗い図書室に二人きり。

お互いの息遣いが聞こえそうな程の近距離。

頬を優しく包まれたまま、近づいてくる顔。



焦点が合わないくらい近くなった時、あたしは……なぜか目を閉じた。

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