SEASONS
白い紙には“良かったら夏休みに行かない?”とだけ書かれていた。


「これって……」

あたしに、だよね?

デート、ってことなのかな?


──……。


さっきまで彼氏にするなら福嶋さんみたいな人、とか思ってたのに。

どうしたらいいのかなぁ……。



なぜかすんなり喜べない自分がいて、ベッドに寝転んでメモとチケットを見つめた。


ちょうどその時、いいなと思った曲が流れ出した──……。


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