いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
え……?

何?


今、何が起こってんの!?!?


自分の今の状況が理解できず、強い力で肩を掴まれたまま、立ち止まることしかできなかった。



「ウソつかないでよ玲人!!誰よその子!!」

「誰って……。だから、彼女」


そう言って、久世玲人は掴んでいる私の肩をグッと引き寄せた。


もしかして……私、今、巻き込まれてる!?

そーっと顔を上げると、怒り心頭の表情をしたサエコと呼ばれる女の子と、涼しい顔した久世玲人。

そして、視線を降ろせば肩を掴まれている手が目に飛び込んできた。



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