いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
健司の話しを聞く限り、そういうことの繰り返しで「最凶」の称号を得たのだろう。

そりゃ、良くない噂も飛び交うよ…。自業自得な気がする…。


……なんだかなぁ。

泰造や陽と話しながら前を歩く久世玲人の背中を見つめた。


不良なのか、そうじゃないのか、いまいち分かりにくい…。

でも、私の中でだんだんと久世玲人に対するイメージが変わってるのは確かだ。



「ま、でもアイツ難しい奴だけど根は優しいからさ。なっちゃん、苦労すると思うけどこれからもよろしく頼むよ」

「よろしく頼むって言われても…」


私じゃ何の頼りにもならないよ…。


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