いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
不可解な男心
そんな久世玲人の変化に慣れるどころか、日に日に困った状況に陥っている。
「菜都、行くぞ」
「菜都、どこに行くんだ?」
「菜都、帰るぞ」
気がつけば、菜都、菜都、菜都……と、ことあるごとに私を呼びつけ、用もないのに一緒に行動させられている。
何これ。……見張り?
休憩時間も、お昼ご飯も、放課後も…。常に一緒にいるなんて、傍から見たらまるでラブいカップルじゃないか。
そんな要素は1ミクロンもないのに。
今までは屋上でしか接触がなかったため、こうもあからさまに一緒にいると、「あいつら、ホントに付き合ってたんだ…」と、またさらに噂の対象となってしまっている。
ホントに勘弁してほしい…。
この困り果ててる状況を春奈に相談してみたけど、「いよいよ面白くなってきた!」とキラキラと輝いた目で見られただけだ。
味方が誰もいない…。
「菜都、行くぞ」
「菜都、どこに行くんだ?」
「菜都、帰るぞ」
気がつけば、菜都、菜都、菜都……と、ことあるごとに私を呼びつけ、用もないのに一緒に行動させられている。
何これ。……見張り?
休憩時間も、お昼ご飯も、放課後も…。常に一緒にいるなんて、傍から見たらまるでラブいカップルじゃないか。
そんな要素は1ミクロンもないのに。
今までは屋上でしか接触がなかったため、こうもあからさまに一緒にいると、「あいつら、ホントに付き合ってたんだ…」と、またさらに噂の対象となってしまっている。
ホントに勘弁してほしい…。
この困り果ててる状況を春奈に相談してみたけど、「いよいよ面白くなってきた!」とキラキラと輝いた目で見られただけだ。
味方が誰もいない…。